おはようございます!山形県酒田市のひとりの税理士です!
先日お客さんである飲食店さんにお邪魔してきたのですが、やっぱり美味しい!
繁盛するのも納得といった感じで安心しました♪
ブログとかに載せようかと思って、行く前は色々写真撮ってこよう!って考えていたんですが結局何も撮れず笑
まだまだ画像を撮るって行為に慣れていないので、料理を出されると即食べてしまうんですよね…
今度行ったときはしっかり画像に残しておこうと思うのでお待ちください笑
では今回は、最近のニュース記事からちょっと誤解を招きそうなものがあったのでそちらについて解説していきたいと思います!
厚生年金の会社負担額って変えられるの?
何気なくネットを見ていたらこんな記事がありました

内容としては、ANAがコロナの影響でお給料を減らそうと検討している、というものなのですがその中に気になる一文が…

え?厚生年金って会社と社員の負担割合が半々、つまり5割ずつじゃないの?
と思っているのではないでしょうか?
でもこの記事を見ると、会社の負担割合が今までは3割だったということなので
というような流れ、つまり

え?じゃあこの3割っていうのは何かヤバい方法使ってるの?
って皆さん思いますよね?
まさか天下の大企業がそんなヤバいことをするわけないじゃないですか!と自信をもって言えないのが現代の怖いところですが笑、この場合は別にヤバい方法ではないので安心してくださいね
その方法ですが
応用も可能! 一旦お給料として払ったことにする、とは
それでは具体的にどういうことなのかを見ていきましょう!
話を分かりやすいように、架空のサラリーマンAさんを登場させましょう
※実際には、厚生年金の保険料が10万円ピッタリ!なんてことはないんですが計算をわかりやすくするために簡単な金額にしました
まずは基本の流れ
この基本の流れはわかりますよね?厚生年金を社員と会社で半分(50%)ずつ負担し、合計の10万円を会社が年金事務所に払うわけです
社員3割負担にする(一旦お給料としてはらったことにする)場合の流れ
社員負担3割にするってことは、今回の例だと社員さんが3万円、会社が7万円負担するってことですよね?
これを実現するには
まず社員さんに2万円多くお給料を渡し
その後に通常通り、社員さん負担分として5万円、会社負担分として5万円を払います
これは基本の流れと同じ図ですね!
こうすると、通常の場合と比較してみると社員さんは
厚生年金として5万円引かれるけど、お給料は2万円多くもらっているから実質的に3万円の負担
になるのがわかりますね?
これが社員さんの負担が普段の5割(5万円)から3割(3万円)になるカラクリです!
つまり
応用 生命保険の掛け金を会社に払ってもらった場合
似たようなものとして「生命保険」なんかもありますね!
掛け金は会社が払ってくれて、その保険金の受取が社員さんの場合です(受取人が会社だと扱いが変わってくるのでここでは割愛)
この流れの場合も、「単に会社が保険料払ってくれた!ラッキー」じゃなくて
一旦社員さんがお給料として保険料相当のお金をもらって、そのお金で保険料を払った
ということになるんですね
例外はもちろんありますが、基本的に会社から何か金目のものをしてもらったら、一旦お給料としてもらって、その額で何かしてもらったという流れになるかも?と考えてみるのがいいでしょう
最後に
今回はネット上で見つけたニュース記事から解説してみました
まとめると
- 厚生年金の負担割合は公式には会社5割、社員5割で変更はできない
- 割合を変更したい場合には、変更したい分を一旦会社が社員にお給料として払ったことにしてその額を納める
- 会社から何か得すること(難しい言葉で経済的利益といいます)をしてもらったらそれはお給料になる可能性がある
といったところです
今回の記事は文字数が少ない割に、途中やる気が無くなってしまったりでとても時間がかかってしまいました…笑