儲かりそうな個人事業主の強い味方!小規模企業共済について語る

税金

おはようございます!山形県酒田市のひとりの税理士です!
5日ぶりのバイトに行ったのですが、今月で一旦やめるため退職の手続きで書類に色々名前などを書いたのですが、そこで年齢を書く欄がありました

そうです!自分はちょいと前についに40歳になったので、今回初めて40という年齢を記入したのですが違和感と恥ずかしさが混ざったような変な感情でした笑
人生あと半分ですが、何とか目標のポレスター入居に向けて頑張りたいと思います!

では今回は、個人事業主の人なら一度は聞いたことがあると思われる、「小規模企業共済」について解説していきたいと思います
上手く使えば税金を減らすことができるお得な制度ですが使い方によってはそこまでお得にならないこともあるので、こちらの記事で基本を学んでみてくださいね!

小規模企業共済の概要

簡単に説明すると…

まず最初に小規模企業共済がどんなものなのか全くわからない方もいらっしゃると思いますので、そういう方向けにそもそもどんな制度なのかについてサラッとお話ししたいと思います!

定期預金みたいに毎月ちょっとづつお金を預けて、一定期間後にその預けたお金にちょっと色を付けてを返してくれるって制度なんですが、それだけなら正直貯金と一緒ですよね?

普通の貯金と大きく違うのは

  • 貯金したとき(小規模企業共済に掛け金を払うことをわかりやすくするために貯金という言葉を使っています)に経費になる(厳密には所得控除、後で違いを説明します)
  • 返してもらうときは、額によりますが税金がかからないことが多い

という点です!
普通自分のお金を銀行に入れても当たり前ですけど経費にはなりませんよね?
でも小規模企業共済ってところに預けると、それが経費になるんです(厳密には所得控除ですが笑)

ただし、一般的な考えとして預けるときに経費になるってことはそれを返してもらうときは利益、所得になるんです。

逆に言うと預けるときに経費にならなければ返してもらうときも収入(儲け)にはなりませんね?
銀行で考えるとわかりやすいですが、銀行に預けても経費にならない代わりに、引き出すときもそれは単にお金を引き出しただけで収入(儲け)にはなりませんね!

この小規模企業共済は先ほど説明したように預けたときに経費になるというご褒美があるので、戻ってくるときは収入になってしまうんです

しかしここでさらに小規模企業共済には有利な点があり、戻ってくるときの収入はあまり税金がかからない収入にしてあげるよ!っていう太っ腹なのです

いろいろ説明しましたが、結論としては

払うときは経費になって、戻ってくるときは(ほぼ)税金がかからないお得な積立制度
と思っていただければ大丈夫です!
そう聞くとなんだかやりたくなってきたんじゃないでしょうかね!
次からはどんな人がこのお得な制度を活用することができるのか、という点について解説します♪

どんな人が対象?

ではどんな人が対象なのかをみていきますが、その前に公式サイトを貼っておくのを忘れていたので貼っておきます笑

独立行政法人 中小企業基盤整備機構
中小機構は、中小企業政策の実施機関として、成長ステージや経営課題に応じた支援メニューで中小企業の成長をサポートします。

詳しくはこちらのサイトに書いてるのですが、全部確認するのは大変ですよね…
なのでざっくりどんな人が対象かどうかを書きますと

  • 個人事業主
  • 会社の役員

と考えてもらって大丈夫です!もちろん個人事業主や役員でも加入できないパターンもあるのですがそれをここで全部書くのはめんど・・・じゃなくて公式サイトに載っていたり、公式に電話で問い合わせればすっきりするのでここでは割愛します笑

私の役目としてはここで完璧に把握してもらうっていうよりは、こんな制度があるのね的な気付きを与えたいのでこれくらいの緩い感じでごめんなさい…

まずは個人事業主か役員さんなら加入の大チャンス!と考えましょう

もらえる額は?元本割れしないの?

ではお次に気になる点として、元本割れしないのかが気になりますね~
こちらに関しては加入期間が240か月つまり20年以内で、任意解約の場合には元本割れします

え~、20年って意外に長くない?それまでに事業がうまくいかなくて廃業してる可能性もあるじゃん!
って思われたかもしれませんね
しかしご安心ください!この任意解約っていうのは本当に途中でやーめたっていう場合のことで、残念ながら事業を廃業する場合には、240か月いかなくても元本割れすることはありません

まぁでもそんな廃業するときのことなんか考えたくないですよね笑

実はもらうパターンは任意解約や事業廃止のほかにも何種類かあるのですが、こちらもめんど・・・じゃなくて公式を見たほうがはっきりするので説明はそちらに譲りたいと思います笑

どれくらいもらえるのかのシミュレーションが公式サイトで出来ますので、そちらで確認してみてもいいですね♪

独立行政法人 中小企業基盤整備機構
中小機構は、中小企業政策の実施機関として、成長ステージや経営課題に応じた支援メニューで中小企業の成長をサポートします。

試しに毎月1万円で120か月つまり10年払い続けた場合には、払い込む金額は1,200,000円なのに対し、戻ってくるのは事業廃止の場合で1,290,600円ですので9万円くらい色をつけて戻ってくる、ということになります

毎月の掛け金はいくらなの?

じゃあ、毎月の積立はいくらからできるのかといいますと最低1,000円からという安心設計です!
そこから500円単位で最大で70,000円まで追加できるのでたくさん儲けている人はたくさん掛けて、あまり余裕のない人は少額から始めるというのがいいでしょうね

あんまり少額だと意味ないんじゃ?と思う人もいるかもしれません
もちろんそのままだとそこまでお得感は無いんですけど、掛けている期間が長ければ長いほど帰ってきたときの税金の計算が有利になるので、とりあえず最初は1,000円で始めて、その後業績に応じて金額を変更することができるので、まずは加入してみるというのがお勧めです!

支払方法としては毎月払うのが基本ですが、年に1回だったり半年に1回だったりに変更することもできます

どれくらいお得なの?

払う分について

制度はなんとなくわかったけどじゃあどれくらいお得なのよ?という声があると思いますので見ていきましょう!
まず払う分についてですが、先ほど説明したようにこちらの掛け金として払った分については経費になります(厳密に言うと所得控除)
なので、その分何か経費になるものを買ったのと同じ扱いってことですね!
普通の経費になるものを買った場合はもちろん使ったお金は帰ってきませんが、小規模企業共済だとそのお金が返ってくるという嬉しいシステムでしたね!

一方デメリットとしては、お金は掛け金として出ていくわけなので、手元の現金がなくなってしまうという点には注意です!
経費になるから!といって無理に掛け金を払って手元の現金が無くなった・・・ってことにならないように注意してくださいね♪

注意事項 経費と所得控除の違いについて

さっきから掛け金は厳密には経費じゃなくて所得控除になりますって何度も書いてますね?
これって何が違うのってわからない人も多いと思いますので、ちょっと説明させてください!
この違いを分かっていないと実はあまり小規模企業共済の効果が無かった、というパターンもあり得るのです

違いを知るには所得税の計算ってそもそもどうなっているの?って話になります
以前もどこかの記事で書いたと思うのですが、ざっくりした所得税の計算って

  1. 売上-経費=所得
  2. 所得-所得控除=課税所得
  3. 課税所得×税率=所得税

という形になっています
で、個人事業をやっている人なんかだと、所得は事業所得ということがほとんどですので事業所得前提でお話ししますが
1の所得というのはマイナスになり得るんですけど、2の所得控除は1の所得が0やマイナスだと引くことができない、つまり意味がないってことになるんです

ちょっと言葉だけだと説明がわかりにくいので具体例を出しましょう!

売上100万 経費80万 小規模の掛け金10万
この場合だと、所得が100-80で20万、課税所得は20-10で10万円となり税金を計算するうえで小規模の掛け金が節税に役に立っているというのがわかりますね!
ですが次の例の場合はどうでしょうか
売上100万 経費110万 小規模の掛け金10万
この場合だと所得が100-110で△10万円といわゆる赤字ですよね?
所得でマイナスになってしまうと、そこからは所得控除である小規模の掛け金は引くことができないんです
つまり払っても税金の計算の上では意味がないってことです
これが仮に掛け金が経費になるのであれば、青色申告の場合所得のマイナスは3年間繰り越せるという制度(繰越控除)というのがあるので、繰り越せるマイナスが増えるということで意味があるのですが、あくまで所得控除なのでそのような取扱いはありません
なのでまとめると、事業があまりうまくいってなくてマイナスになりそうな人はあまり小規模企業共済のお得感を感じることができない、ということになります

もらう分について

最後にもらう場合どれくらいお得なのかについて説明しましょう!
もらい方としては分割でもらう場合と一括でもらう場合で取り扱いが違います
あとは途中でやーめたって感じで解約した場合にはちょっと別の取り扱いになるのですが、今回は事業を廃止したり、ある程度長期間掛けていて一括でもらう場合について見ていきましょう

もらうときは退職所得になる

というわけで長期間しっかり払っていて一括でもらった場合には、退職所得という所得になります
これは名前の通り、会社を退職したときにもらう退職金なんかが当てはまる所得なんですが、この掛け金も長期間払ってるんだったら退職金としてもらったのとおなじでしょ!ってことで退職所得にしてもらえます

この退職所得って他の給与所得であったり事業所得などと違い、税金の面でかなり優遇されています!

簡単に説明すると、掛けていた年数×40万円までは税金が全くかからないのです!(20年まで、それ以上だともっとお得)

なので20年間小規模に加入していたら、20×40で800万円までは戻ってきても税金がかからないってことですね♪

払うときは経費になるのに(正確には所得控除ですが)、戻ってくるときは税金を払わないでいいというパラダイスなんですね
先ほど少額でも書けている期間が長いほうが有利という話をしましたが、これはここで説明した加入期間に影響しているから、なんですね!

最後に

というわけで今回は小規模企業共済について説明していきました
正直ざっと説明しただけで、抜けているポイントも多いのですがまずはざっくりとこんな制度があるんだよということをまだ知らない事業者さんなどに知らせたいと思い記事にしました
決して面倒なのでざっとしか説明していないわけではないので勘違いしないでくださいね笑

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