こんばんは!山形県酒田市の1人のミニマリスト税理士です!
今日は久しぶりにかなり早く目が冷めてしまったのですが、その反動?で午前中にちょっと寝てしまいました笑
結局早く起きても、その分日中に眠くなってしまうので早起きしても意味がないかな、と
早く起きても日中全く眠くならなくなる粉があれば欲しくなる気持ちもわかります笑
では今回は前回から始まったシリーズの「自分で確定申告をしている人」に向けた「確定申告の最低限のチェック項目」について解説していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね♪
貸借対照表の「預金」とは
前回も使いましたが、今回も
こちらの、青色申告をする場合に提出する書類である「貸借対照表」から赤枠を付けた項目である「預金」関係の科目について見ていきましょう!
小規模な個人だと「当座」と「定期」はほぼ使用しない
では、さっきの貸借対照表の今回紹介する部分を拡大してみましょう

センセイ、預金と言っても3種類あるんですね?

さすが美人助手さん!いいところに目が行きますね

ただし、当座預金と定期預金に関しては小規模な個人さんだと基本的に使わないですね
気になる人のために「当座預金」と「定期預金」についてサクッと説明すると
こんな感じですね♪

え?でも定期預金はやってる人も多いんじゃないんですか?

それは恐らく個人つまりプライベートで、ですよね?

あっ!そうか…

気がついたようですね!前回の現金のときにもお話しましたが、ここに載せるのはあくまで「事業用」のものだけなので、それ以外の預金についても載せる必要は無いんですね♪

なるほど!わかりやすい!

だとすると、個人事業主さんの場合には「その他の預金」がメインということですね?

そうです!一般的な預金口座の場合には「その他の預金」で処理します
ですので普通の預金しか無いのに「当座預金」や「定期預金」に金額が入っていないかをまずは確認しましょう!
「普通預金」の金額の意味
ではここからメインの項目の普通預金について見ていきましょう!

またまた質問ですが、この普通預金の金額ってどういうことだか分かりますか?

また問題ですか(汗)

まぁまぁ、そう難しく考えてないでシンプルでいいんです

うーん、預金の金額って通帳の残高なんじゃないんですかね…

…………………………

…………………………………

……正解っ!

もうっ!センセイの意地悪!
と、定番の茶番が入りましたが、考え方は本当に簡単で
通帳の1月1日時点の残高=貸借対照表の期首の金額
通帳の12月31日時点の残高=貸借対照表の期末の金額
なので、合っているかのチェックは単純に通帳の金額を見ればわかる!ということになりますね
現金より預金のほうが合わせやすい
万が一通帳の残高と貸借対照表(ソフト)の残高が合っていない場合は、もちろん実際の通帳の残高に合わせないといけないわけですが、これは前回紹介した現金の場合よりも楽です
なぜかというと、当たり前の話なのですが…
すべての銀行の取引は通帳に載っているから
ですね
現金の取引ってその都度、「いくらもらいましたよ~」ですとか「いくら払いましたよ~」といった記録をしておかないと、後になってから思い出せない=ズレの原因になる、というのは分かりますよね?
一方預金ですと、すべての取引が通帳というものに記入されますので、漏れが無いわけです
なので、地味な作業になりますが一つずつ通帳と入力したものを見比べていけばどこでズレているのかがわかるということですね♪(その作業が面倒な場合もありますが笑)
預金の合わせ方のコツ
あとはその実際の預金の額と会計ソフトでの合わせ方のについてですが、今だとネットから銀行の取引明細をエクセル形式などでダウンロードし、それを会計ソフトに取り込む
という方法もあるので、できる人はそれでやったほうが確実です
それが出来ない人は残念ながら手動で通帳とにらめっこしながら入力する、ということになるのですが
その際のポイントとしては
これが大事です!
逆にいうと失敗例としては2つ、「途中で悩む」と「何も入力せずにスルーする」について見ていきましょう
失敗例① 途中で悩む

センセイから言われて通帳の残高と会計ソフトの残高を合わせてるんだけど、この「〇〇○」って引き落としが何なのか分からないわ…

う~ん、これって何費にすればいいんだろう…Yahoo知恵袋ででも聞いてみようかなぁ

あ~、典型的な失敗例ですねぇ

あ、センセイ!そんなこと言ったってぇ、何費かわからなければ入力できないじゃないですか!

とりあえず残高を合わせることを優先させたいので、わからないときは「仮払金」を使いましょう

で、一旦全部入力して残高を合わせた後に、仮払金にしたものを確認して何費にするのかを見ていくほうが楽だと思います
こんな感じでよくわからないのが出てきたら、出金の場合には「仮払金」、入金の場合には「仮受金」として一旦金額だけ合わせましょう!
失敗例② わからないのを飛ばしてしまう

う~ん、この出金って何費なのか分からないわ…

わからないんだから一旦何も入力しないで次に進もう!

は~い!ストップ

え?なんですかセンセイ、わからないんだから飛ばしてもいいでしょ!

入力を飛ばしてしまうとそもそも残高が合わなくなりますよね???

最優先させるのは「残高を合わせること」なので、先程解説したような仮払金などでいいので一旦全部入力するというのを覚えておいてくださいね

はぁい!分かりましたセンセイ
最後に
というわけで今回は確定申告書(貸借対照表)の「預金」の項目についてのチェックポイントであったり合わせ方について解説しました
最後に軽くまとめますと
- 貸借対照表の「預金」の金額は実際の通帳の残高と一致しているか確認
- 一致していない場合には、通帳と会計ソフトとにらめっこすれば必ず原因がわかる
- 訂正するときは残高を合わせることを優先し、その後に個別に何費なのかを確認する
ということでした
預金についてははっきりと通帳で残高が確認できますので、しっかり合わせましょう!
当座預金:利息がつかない預金。小切手(すきな金額を書くことができるお札のようなもので、もらった人は銀行に持っていくとその分のお金がもらえる)を発行することができる
定期預金:毎月一定額(例えば3万円!とか)を積み立てていくような預金