2020年年末調整の疑問!扶養控除等申告書に奥さんの名前を書くとどうなるのか

税金

こんにちは!山形県の庄内地方酒田市の税理士です!

12月ももう8日になりましたね~、あっという間に来年になりそうな勢いです…
今年は4月から開業したわけなのですが、なんだかんだであっという間でした、このまま来年以降同じように続けられるかはわかりませんが、とりあえず自分のやることをやっていきたいと思います!

では今回も年末調整の書類の疑問点!ということで分かっているようでわからない、「扶養控除等申告書の奥さんの名前の書く欄」について、そもそもこれはどういう欄なのかについて分かりやすく解説していきますね!

扶養控除等申告書の配偶者欄の意味

まず今回の主役は「扶養控除等申告書」のこちらの欄です!

この欄って大部分の人って

ここは配偶者控除を受けるために書くんでしょ?

と思っている人が大部分だと思うのですが、実はそうではないんです!

配偶者控除を受けたいなら配偶者控除等申告書に書く

というのも、以前の記事で配偶者控除等申告書の書き方を解説しましたね?

2020年年末調整の疑問 今年だけ配偶者控除つけたいよ~って場合
山形県の庄内地方酒田市の税理士が年末調整の疑問に答えました。今回は産休などで今年だけ配偶者控除をつけたいと言った場合にどうしたらいいのかについて書きました。配偶者控除等申告書の書き方も併せて解説しています。

なので配偶者控除を受けたいだけなら、そっちの書類に書けばいいだけなんですよね

え?じゃあなんで扶養控除等申告書に配偶者の情報を書く欄があるわけ?

確かにそれは当たり前の疑問ですね

簡単に言うと

扶養控除等申告書に配偶者の名前を書くことにより、毎月のお給料から源泉徴収される金額を減らす効果がある

ということなんですよね、つまり

実際に配偶者控除を受けるかどうかは別問題=ここに配偶者の名前を書いても配偶者控除を受けれるわけではない

という流れなんです

次からこの欄の一般的な使い方について見ていきましょう!

扶養控除等申告書 配偶者欄の基本的な使い方

では分かりやすくこんな夫婦で考えてみましょう

はい、旦那さんがお給料毎月30万円で奥さんはパートも何もしていない専業主婦だったとします

この時に、年末調整で扶養控除等申告書に奥さんのことを書いた場合と書かなかった場合で比較してみましょう

そもそもお給料から源泉徴収される金額の求め方って覚えていますか?熱心な読者さんなら覚えていると思いますが、忘れちゃったよ~という人は

お給料から引かれている源泉所得税の額の出し方知りたいよね?

以前のこちらの記事に詳しく書いていますので確認してみてくださいね♪

扶養控除等申告書に奥さん情報を書かなかった場合

今回話を簡単にするためにあり得ないことですが、旦那さんのお給料から社会保険料は引かれていないという前提でお話をします

その場合には源泉徴収税額表を参照すると、

毎月のお給料から8,420円が源泉徴収される、という結果になります

扶養控除等申告書に奥さんの名前を書いた場合

では次に奥さん情報を扶養控除等申告書に書いた場合にはどうなるかと言いますと、源泉徴収税額表の横の欄が「1人」というところを参照することになります

ですので、

ということで、お給料の額によってお得具合は違うのですが、

扶養控除等申告書に奥さんの名前を書く=源泉所得税を少なめにしてもらえる

というご褒美がある、ということがわかってもらえたと思います

え?じゃあみんな奥さんの名前書くでしょ、単純にお得になるんだから

確かにそう言いたくなる気持ちはわかるのですが、ちょっと注意点がありますので次から見ていきましょう

扶養控除等申告書 奥さんを書く場合の注意点 奥さんの年収要件がある

この扶養控除等申告書に書くことができる奥さんはある程度限定されていまして、「源泉控除対象配偶者」でないといけません

源泉控除対象配偶者…?いきなり難しい単語だわ

と思うかもしれませんが、簡単に言うとその年にお給料だけなら年収150万円以下の奥さんのことを源泉控除対象配偶者と呼びます、簡単ですね

ただ、この扶養控除等申告書を提出するのって前の年なわけです(令和3年分つまり来年分を令和2年つまり今年の今ごろに記入していますよね?)

つまり来年奥さんの稼ぎが150万円までの予定なら、源泉控除対象配偶者に該当するので扶養控除等申告書に奥さんの名前を書ける

ということなんですね♪

そんなことを言っても来年奥さんがいくら稼ぐかなんてわからない人もいるんじゃ?

確かにそうなんですよね~

奥さんが来年どれくらい稼ぐかハッキリと決まっていない場合には、とりあえず書かないで置いたほうがいいでしょうね

最終的に配偶者控除をつけるなら、結果は同じになる

例えばさっきのこちらのご夫婦

扶養控除等申告書に奥さんの名前を書いたほうが毎月のお給料から引かれる所得税が少なくなると書きましたね?

え?なら書かないと損しちゃうの?

と思う人もいるかもしれませんが、安心してください!

最終的に年末調整で配偶者控除をつければ年間の所得税の額は同じ額になります

なので、年末調整の時にいっぱい返ってきてお得感を演出したいなら、あえて扶養控除等申告書には奥さんの名前を書かないで、毎月のお給料からは少し多めに源泉徴収される

という選択もアリですね

逆に単純にやっぱり毎月のお給料からはあまり引かれたくない!って人ならちゃんと奥さんの名前を扶養控除等申告書に記入する

という選択をしましょう!

扶養控除等申告書 奥さん記入欄まとめ

というわけで今回は扶養控除等申告書の、奥さん記入欄について解説していきました、最後に簡単にまとめますと

  • 扶養控除等申告書に奥さんの名前を書く=配偶者控除を受けるというわけではない
  • 扶養控除等申告書に奥さんの名前を書くと毎月のお給料から源泉徴収される金額がちょっと減る
  • 扶養控除等申告書に名前を書くことができるのは年収の見込が150万円以下の奥さんだけ

とこんな感じでしょうか

基本的には奥さんの年収が低いと思われるようなら書いておいて損をするものではないので、奥さんの来年の大体の稼ぎを夫婦で話し合って、記入するかどうかを決めましょう!

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