こんにちは!山形県酒田市のひとりの税理士です!
家にテレビがないのでニュースを見るという習慣がほぼ無くなったので、世間様の事情に疎くなってしまったのですが、今は九州を中心に雨がものすごいみたいですね・・・
では今回は持続化給付金の2020年開業特例を受けるにあたり提出が必要な「収入等申立書」の書き方でちょっとあれ?と思うことがあり、問い合わせましたのでその結果を共有したいと思います!
収入等申立書の記載例
まず、収入等申立書というのはどういうものかを軽く説明しますと、2020年に開業した人はまだ2020年の確定申告をしていないんだから、売上についてはこの用紙で証明してね!って書類ですね
で、その人の証明だけだとちょっと怪しいから税理士の署名もつけてね、というオマケつきでした笑
記入方法① 対象月まで記載する
この書類の書き方なのですが持続化給付金のサイトに、記入例が載っています
この書き方の例を見ていくと
- 売上を記入するのは、開業日の月から新規開業対象月つまり売上が50%以上減少した月まで
- 売上が存在しない月は0と記入
というルールですよね?
なのにこの記載例ってちょっとおかしいのに気が付きませんか?
はい、シンキングターイム!ちょっと考えてみてくださいね笑
では発表~
それはこの記載例では対象月を「4月」と書いてますよね?
ということは対象月までの売上を記入すればいい、というルールに当てはめると、4月までの売上だけ記入すればいいわけです
なのにこちらの記載例にはバッチリ?「5月」の売上まで記載されているのです笑
厳密にやるとこうなると思いませんか?
これなら「対象月の売上まで入力」という条件を満たしているので大丈夫そうなのですが、もう一つ問題があります
売上が存在しない月は0と記入
はい、それが売上が存在しない月は0と記入する、というルールです
でもよく考えてみると、この売上が存在しない、っていう言葉の定義がちょっとあいまいな気がするんですよね~
というのは、
- すでに経過していて、売上が0の月
ということなのか
- 未経過の月はもちろん売上が0なのでその月も含める
ということなのかがわかりにくいのです(この説明もわかりにくいですが笑)
具体的な数字を使ってみると、例えば申請月が6月なら、6月までで売上が0の月に0と記入するのか、それともこの表に載っている12月までで未経過の月(つまり7月から12月)までも0と記載するのか、ということです
まぁこの記載例を見ると12月まで0と書いているので、恐らく未経過分でも0と記載してね、というアピールだと思うのですが正直わかりません笑
ということで結局どう記載するのかが自分でいくら考えても答えが出ないので、サクッと持続化給付金のLINEに問い合わせました!
LINEで問い合わせた結果

収入等申立書の書き方について質問があります。

私は、対象月が5月で6月以降も売上があるのですが、この場合には6月以降には0と記入するのか、それとも6月以降は空欄でいいのかを教えてください

かしこまりました。確認いたしますので、少々お待ちください

お手数おかけします
この後10分くらい待たされました。意外にてこずっているようです

大変長らくお待たせいたしました。収入等申立書につきましては、売上として記入するのは対象月までであり、それ以降はたとえ売り上げが有っても未記入でお願いいたします
という返答が来ました、未記入つまり空欄ってことですね!
でもだとすると0と記入する、というのがおかしくなるような気もしますが・・・笑
この0と記入というのはやはり経過した月で0なら0と記入という意味だったのかもしれませんね!
最後に念を押して

0ではなく未記入でいいのですね?
と聞くと

はい。売上がある場合でもない場合でも未記入でお願いします
と返答いただきましてはっきりしました
つまりまとめると、対象月までは売上を書いて、それ以降は経過していようと未経過だろうと、売上が有ってもなくても何も記入しない
ということでいいようです
最後に
というわけで今回は持続化給付金の2020年開業特例の際に提出する「収入等申立書」の書き方についてちょっとした豆知識を記事にしました
正直0で出そうが空欄だろうが受理されるとは思うのですが、やはり本当はどっちなのかを知りたいと思う気持ちは大事だと思うので調べてみました
悩んでいた人はぜひ参考にしてみてくださいね!
それと新規開業で税理士さんのツテがない人は連絡いただければなるべく力になりますのでお気軽に連絡くださいませ