税理士さんに報酬を払ったときの源泉徴収はどこに行くのか?を説明

税金

こんにちは!山形県酒田市のひとりの税理士です
いや~、この最近の暑さでついに強制ミニマリスト生活に終止符を打つことになりました…
それは冷蔵庫の導入です笑

1人暮らし用の小型のやつなんですけど、これでザ・ビッグから氷をもらってこなくても冷たい飲み物が飲める!ということで飲みすぎに注意したいと思います

では今回は税理士さんに報酬を払うときの豆知識を書いていきたいと思います!

税理士さんに払うときは源泉徴収が必要・・・だけど

税理士さんに払うときに端数が出る理由

税理士さんに頼んでいる人だと、税理士さんから請求書をもらいますよね?その請求書をよく見ると、源泉徴収という文字が書いていると思います

こんな感じですね

この画像だときりがいい金額(28,500円)ですけど、実際は請求額の10.21%という中途半端な率で計算しないといけないため、税理士さんに対する支払額って中途半端な金額になることが多いんです

例えば請求が1万円の場合には、その10.21%つまり1,021円を源泉徴収するので残りの8,979円を税理士さんに渡す、ということになるわけですね!
なので、現金で支払っている場合だと8,979円という小銭盛りだくさんで渡さないといけないということになってしまうので、準備も大変なわけです

解決策として、支払額がちょうどキリのいい金額になるようにするという小ネタがあります
どういうことかといいますと、請求額を11,137円という中途半端な金額にしてみてください

するとあら不思議!11,137円の10.21%って1,137円なので(小数点以下が出ますが切り捨て)、税理士さんに手渡しする金額が

11,137-1,137=10,000円となりワンコインならぬワンペーパーでスッキリ支払いができるわけです笑

このスッキリした金額のカラクリは、スッキリしたい金額を0.8979で割ると求めることができます!
今回だとスッキリしたい金額が10,000円なのでこれを0.8979で割ると11,137円ってことになるんですね

なんでこの計算をすると求められるのか、についてはお茶を濁しますが笑、とにかくすっきりした金額にするにはこういう小ネタもある、ということは話のネタになるので覚えておいて損はないでしょう

え、源泉徴収してないよって人

でも中にはこんな人もいるかもしれませんね

私ぃ、税理士さんに確定申告お願いしたんだけどぉ、源泉徴収なんて単語請求書になかったですよぉ?

それは恐らく源泉徴収をしなくてもいい場合に該当していたからかもしれませんね!

え?さっきの話だと税理士さんへの報酬って源泉徴収が必要って言ってたじゃないですかぁ!あれは嘘だったんですかぁ

嘘ではないんですけどね…実はそもそも源泉徴収をしないといけない人っていうのが決まっているので、説明していきますね

というわけで、税理士さんに報酬を払うときは源泉徴収しますよ~と言っておきながら例外みたいな話になってしまうのですが、そもそも税理士さんに報酬を払うときに源泉徴収をしないといけない人、としなくてもいい人という2種類いるのです

なので仮にあなたが源泉徴収をする必要がない人、なのであれば、税理士さんに何かお願いしをして支払いをするとしても源泉徴収は不要、つまり請求額をそのまま払えばいいということになります

 

となれば、話の流れとしてはどういう人なら源泉徴収しなくていいの?っていうのを知りたくなりますよね?

これについては源泉徴収をする必要がある人(難しい言葉だと源泉徴収義務者)はどういう人かというのを決めてあるので、それを押さえておけば自分がそれに該当しなければ源泉徴収義務者じゃない=源泉徴収しなくていい

ということになるんですね

こんな感じ、数学でやったような図ですね笑

じゃあ源泉徴収義務者ってだれなのよ!っていうのが大きく分けると2種類あります

法人

まずは法人、つまり会社ですね!
会社の場合には従業員を雇っていようとそうじゃなかろうと問答無用で源泉徴収義務者になります
つまり会社が税理士さんに報酬を払うときは源泉徴収して払わないといけないということです

従業員にお給料を払っている個人事業主

はい、法人は必ず源泉徴収義務者になってしまうということはお伝えしましたが、個人ですとちょっと条件が緩くなります

それがタイトルにもあるようにざっくりいうと、従業員さんを雇っていてお給料を払っているんであれば源泉徴収義務者となります、つまり税理士さんに報酬を払うときに源泉徴収をするということですね!

これはなんでかというと、そもそも従業員さんにお給料を払っているということはその従業員さんのお給料からも源泉徴収をしているわけです(お給料が少ない従業員さんからは源泉徴収しないこともあり得ますが)

なので税理士さんに払ったときに源泉徴収しても追加の手間にならないよね?ってことですね(これは完全に私が考えた理由です笑)

ですので、逆に言うとフリーランスのような形で1人で個人事業をされている方であったり、普段はサラリーマンで、医療費控除などの確定申告だけを税理士さんに頼むような人の場合には、この義務者の条件に当てはまらないので源泉徴収しなくていい!ってことになるんですね

なのであなたがフリーランスかサラリーマンのどちらかに当てはまっているんだったら、税理士さんの請求書に源泉徴収という文字は出てこない、ということになります

この理由ですが、誰にもお給料を払っていないフリーランスだったり、サラリーマンさんに源泉徴収白!といってもチンプンカンプンなわけですね
なのでそういう人に無理やり源泉徴収してねっていっても間違えるだろうし手間がかかるので、そういう人ならしなくていいよ、ということになっているわけです

相手が税理士法人の場合

もう一つ、税理士に払う場合でも源泉徴収しなくていい場合がありました、それが

相手の税理士が税理士法人の場合

です

税理士法人というのは簡単に言うと2人以上の税理士が集まって作った税理士の会社、と思ってください
この税理士法人に払う場合には、こちらが法人であろうとお給料を払っている個人であろうと、もちろんサラリーマンでも源泉徴収はしなくていい、ということになっています

なんでなのかは省略しますが、ふーんそうなんだと聞き流してください笑

本題:源泉徴収した金額の流れ

前置きが長くなりましたが、税理士さんに支払う金額に端数が出やすい理由と、そもそも税理士さんに払うときに源泉徴収をしないといけないかどうかについてみてきました

ここからが本題になるのですが、会社が払うときに源泉徴収した金額が、その後どのような流れになるのかを説明したいと思います

この流れ、ですが大まかに2種類に分けられますね?
つまり、支払った会社側が源泉徴収して引いた金額をどうするのか?というお話と、払ってもらった税理士側はこの源泉徴収された金額をどうするのか?ということです

これは何も税理士さんに限った話ではなく、他の源泉徴収を必要とする報酬を受ける人(例えばカメラマンさんなど)の場合も流れは同じなので、その場合はこの税理士をカメラマンと置き換えて考えてみてくださいね!

まずは払った会社側から見ていきましょう♪

源泉所得税の会社側の流れ

では報酬を払った会社側ですが、何も知識がない状態だとちょっと得した気分になりませんか?
というのも、税理士さんからは10,000円払ってくださいって請求書が来ているにもかかわらず、その税理士さんには8,979円だけ払うわけですね?

つまり源泉徴収した1,021円は税理士に払わなくてよかった!ラッキーって感じると思うんですけど(思わない人は強制的に思ってくださいね笑)もちろんそんなうまい話はありません!

こちらに関しては、従業員さんのお給料から引いた源泉所得税と同じように、支払った月の次の月の10日まで(納期の特例を選択していたら1月と7月の年2回)に国に納めることになるのです

源泉所得税の納付書をよく見てみると、下の方に税理士さんに対する報酬で源泉徴収した金額はここに書いてね~っていう欄がありますね

はい、これですね!
なので税理士さんの報酬から源泉徴収した金額はここに記入して国に納付するという流れなので、税理士さんには8,979円しか渡さないんですけど、残りの1,021円については国に渡すので、結果として会社は総額10,000円払う、ということになります

一括で税理士さんに払うのと比べると若干面倒なんですけど、そういう仕組みになっているので勘弁してください笑

では逆に、税理士さん側としてはどのような流れになっているのかを次に見ていきましょう♪

源泉所得税の税理士側の流れ

じゃあ税理士側としてはどうなるのか、ですがこれも単純に考えると、本当は10,000円もらえるはずなのに会社からは8,979円しかもらえなかったわけです
これも知識がないと、値引したみたいになって損したな…と思いませんか?(思わない人も思ってください笑)

もちろんそんな心配はご無用ですっ!
この源泉徴収された金額というのは、所得税の前払なので税理士さんが確定申告をした時に、戻ってきたり又は払わないといけない所得税の穴埋めとして使うことができるんです!

言葉だけだとちょっとイメージがしにくいと思いますので、具体例と図を使ってみていきましょう

確定申告の結果税金が出ない税理士さんの場合

開業して間もなかったりの税理士さんの場合、一年間一生懸命お仕事をしたけれど所得税が発生するほど稼げなかった、という嬉しいような悲しいようなこともあると思います

上のイラストのように年間の所得税が0と判明した税理士さんの場合には、会社が国に対して前払していた1,021円は多すぎたので(ほんとは0円でいいのに1,021円払ってるから)、その1,021円は国を通して税理士さんが受け取ることができます

なのでちょっと時期は遅くなりましたが、税理士さんとしてはちゃんと合計10,000円受け取ることができたという話になります

確定申告の結果税金が出る税理士の場合

お次は儲かって儲かってウハウハな税理士さんを見ていきましょう!

いや~うらやましいですね笑
自分も所得税を100万円も払うようなウハウハ税理士になってみたいものです♪

と、そんな私の心の声はどうでもいいですね、この場合には結果として払わないといけない所得税100万円のうち、既に1,021円は払っているので(厳密には報酬を払った会社側が払っているわけですが)、残りの金額だけ追加で払えばいいということになりますね!

考え方としては、いったん国から1,021円をもらってその後すぐにその1,021円を払ったという流れなので、こちらも結果として報酬は10,000円ちゃんともらっている、ということになりますね!

ですので、弱小税理士にしてもウハウハ税理士にしても、源泉徴収された金額というのはちゃんと帰ってくる、ということになります

最後に

というわけで今回は税理士さんに報酬を払ったときの豆知識を書いてみました
なんで税理士さんに払うのは中途半端な金額になることが多いのか、税理士さん側は源泉徴収された金額は値引みたいにうれしくないものなのか?といった払う側はあまり気にしないようなことをトリビア的な豆知識として持ってもらえると嬉しいです

なのでこの記事を読んだ人は、税理士さんからの請求金額が中途半端だとしても

「なんでこんな細かい金額なの?」

などと迷惑そうに言わないでもらえると助かります笑
って、それなら振込だったりカードだったりの支払に対応しろという声が聞こえてきそうなので今回はこの辺で終わりたいと思います

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